○2社に勤務している方
○2社の役員を兼任されている方

この方々は、それぞれの会社で社会保険に加入しなければいけません。

1.非常勤役員はどうなる?

役員であっても、非常勤役員であれば、社会保険に加入する必要はありません。

非常勤役員については、下記の要件をすべて満たす必要があります。
(1)定期的に出勤していない(週3日では常勤と判断される可能性あり)
(2)他にも職がある(他社の役員を兼任している等)
(3)役員会に出席していない
(4)指揮監督に従事していない
(5)意見を述べる立場でしかない
(6)報酬は実費弁償程度しかもらっていない(月5万円程度)

メインの会社で代表取締役になり、もう片方の会社で非常勤役員となれば、メインの会社でのみ社会保険に加入すれば良いのです。
どちらとも代表取締役であれば、2社で社会保険に加入します。

2.保険料はどうなる?

保険料は、2社からもらう給料・役員報酬を足し、割合で按分します。

たとえば、A社から30万円、B社から20万円をもらうこととなっている場合は次のようになります。

(300,000+200,000)=500,000

500,000に対する社会保険料は、愛知県の場合
健康保険 24,925
介護保険  3,950
厚生年金 44,570

それぞれの保険料をA社3:B社2に分ければ、会社負担分の保険料となります。

年金事務所は「所属選択・二以上事業所勤務届」が提出されると保険料を計算し、それぞれの会社に保険料の通知書を送ってきます。
その保険料は会社が支払う額ですので、その半額を給料・役員報酬から控除します。

3.健康保険証はどうなる?

健康保険証はメインとなる会社からのみ発行されます。
今お使いの健康保険証は使えなくなります。

年金事務所へ健康保険証を返すと、メインの会社で新たに番号を振られ、新しい健康保険証が会社に送付されます。

4.手続きはどうする?

2社目に勤務することとなった時に、年金事務所に「所属選択・二以上事業所勤務届」を提出します。
提出する年金事務所は、メインとなる会社を管轄する年金事務所です。

なお、申請の際には2社からもらった健康保険証を両方とも添付してください。